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2015-01-24 18:05    ルイヴィトンモノグラムイディール財布
    1  馬車を降りた四人は、どっしりとした石の大門の前に立った。  門にはめられた扉には、大きな鉄の鋲がいちめんに打ちつけてあった。石には彫刻がほどこしてあるらしいが、とにかく古く、磨滅《まめつ》して図柄がよく判らなかった。  馭者は四人を降すと鞭《むち》を鳴らし、闇の中へわだちの音を響かせて消えて行った。  とざされた扉の前に突っ立っていると、厚い板の隙間からちらりと灯火が洩れた。 「よかった、誰かいるね。俺、あき家じゃないかと思った」 「莫迦。空き城と言え」  三波が伊東に言ったとおり、それは古い大きな城だった。  やがて鎖の鳴る音、閂《かんぬき》を引く音が聞え、ガチャガチャと鍵をまわす錆《さ》びた音が続き、厚い扉が、間違いなく何年も使わなかったはずの、ギ、ギ、ギーッという音を軋《きし》ませて開いた。  あけたのはせむしの老人だった。おまけにひどく跛《びつこ》をひいている。  跛でせむしの老人は、顔面神経痛でもあるらしく、歪んだ顔で、それを見られまいとするかのように、そっぽを向いたまま、黙って四人を招き入れると、ギ、ギ、ギーッ、バターンと扉をとじた。  四人はとじこめられた気分になった。 「ほら、ノートルダムの……」  伊東は弾《はず》むような跛を引いて先を歩いているせむし男を、顎でしゃくってささやきかけたが、その小さな声がびっくりするほど大きく城内の通路に谺《こだま》するので、あわてて口をつぐんだ。  せむし男は、四人を大きな暖炉《だんろ》のある部屋へ案内し、また退路を断つように扉をしめて去った。